「遠野 森のがっこう」プレオープンします!

「遠野 森のがっこう」とは?

誰もが自然と共にある時間を過ごす中で、自然の一部として、自然や他者、そして自分を大切にできる場となることを願って、「遠野 森のがっこう」が生まれました。

遠野市附馬牛町の薬師岳山麓に広がる、オッホーの森と名付けた森や、薬師岳から流れてくる川、小さな畑・田んぼからなるフィールドが「遠野 森のがっこう」です。今年の冬に、”オッホーの森の家”も完成し、本オープンとなる予定です。

子どもたちが、きゃーきゃー笑い声をあげながら野を駆け回っている。

その様子を見守りながら、大人たちが本を読みながら森の音に耳を澄ませる。

奥の森では、木に登り指や口の周りを紫色に染めながら、桑の実を頬張る親子がいる。

畑では、雑草と共にたくましく育つ野菜たちの様子をうかがいながら、収穫はいつ頃だろうかと話している2人がいる。

その向こうで、森の冬に備え斧で薪割りをしている大人の姿を見ながら、自分もやりたいとせがむ子がいる。

そんな光景を思い描いています。

ここに来るのに、特別な理由はいりません。何かしてもいいし、何もしなくてもいい。ここでどう過ごすかは自分で決めます。

それから、ここに何かすごく特別な物があるわけでもありません。遊具もありません。スタッフもいますが、サービスはしません。ただ、自然の中に身を置き、自分の身体や感覚を自然にまかせて、自分の思うように過ごすことができる場です。

自然の中なので、ちょっとしたけがもするでしょう。でもそれも自分の責任。自分のことは自分で守り、けがや失敗から学びましょう。

月に数回は、森への新しい視点に気づけるような時間や、地域の先輩に暮らしの手仕事を教わるような時間や、みんなで田畑の作物を収穫して食べるような時間もつくります。わたしたちの日々の中に、ちょっとした発見やまた違った喜びを得られるきっかけもつくりたいと思います。

まだ何かあるようで何もない「遠野 森のがっこう」。

ここに集まる人たちと一緒に、あーだこーだ話し夢を語りながら、この場での時間を過ごし、育てていけたらと思います。

「遠野 森のがっこう」のフィールド

【オッホーの森】

心向くままに過ごすことができる森。

森探検のプログラムで森のずっと奥までいくと、さらに豊かな自然が広がります。

*オッホーの森:令和4年2月22日に、子ども達を中心とした市民を対象に、森林の中での自然体験活動を通じて、森林の持っている公益的機能について理解を深める機会をつくることを目的に、特定非営利活動法人遠野エコネットと岩手南部森林管理署遠野支署が、「遊々の森」の協定を締結した国有林内の森です。

【田畑】

わたしたちにめぐみを与えてくれる小さな田畑。

百姓仕事を通してさまざまな学びを得られる場でもあります。

【広場】

田畑の南側にある開けた野原。

焚き火をしたり、駆け回って遊んだり、時にはここで煮炊きもします。

【滝川】

薬師岳から流れる川。

プログラムで川遊びやシャワークライミングを行うこともあります。

【オッホーの森の家 建設予定地】

オッホーの森を背にした場所に、オッホーの森の家が建つ予定です。

最低限の木々を切らせてもらい、切った木は冬に備えて薪にします。

「遠野 森のがっこう」の利用案内

「遠野 森のがっこう」のオープン日時は、SNSでお知らせするカレンダーをご確認ください。事前予約は不要です。(団体でのご利用については事前にご相談ください。)

基本情報

◎オープン日時:週4日程度(平日:13:00-17:00、祝休日:10:00-15:00)

 ※オープン予定は「遠野 森のがっこう」の Instagram / Facebook でご確認ください。

 ※雨天時もオープンします。ただし警報レベルの荒天時にはクローズしますので、そちらもSNSをご確認ください。

<6月のカレンダー>   ※ 7月以降のカレンダーは、順次SNS等でお知らせいたします。

◎入場料:無料

 ※イベントやプログラムの参加費は有料となる場合もございます。

◎対象者:どなたでも

 ※特別なサポートが必要な方は事前にご相談ください。

 ※幼児にはかならず保護者の方が同伴ください。

◎場所:岩手県遠野市附馬牛町上附馬牛19地割529番地

https://goo.gl/maps/hoxjdkFA2hnGTpPTA(こちらのGoogleマップでご確認ください。)

◎運営:NPO法人遠野エコネット「遠野 森のがっこう」運営チーム

◎支援・協力:日本財団

◎その他

「遠野 森のがっこう」に着いたとき、帰るとき
到着したとき、帰宅するときは必ずスタッフにお声がけいただくようお願いいたします。はじめてお越しの際は、スタッフからの説明を聞いていただいた上で、利用申込書にご記入を頂きます。お子さまの利用時には必ず保護者の方に利用申込書への記入をお願いいたします。

駐車場について
駐車の際は、障害物や他の人がいないか、周囲をよく確認し駐車頂くようお願いいたします。なお現状、舗装がされていない草地を駐車場とさせていただいております。今年中に整備をする予定ですが、ご面倒をおかけいたします。

お荷物の管理について
フィールド内にはコインロッカー等がございません。お荷物の管理はご自身でお願いいたします。万が一紛失などが起こった際は、スタッフにお声がけください。

飲食について
飲食は自由です。食事や飲み物を調達できる場所が近くにございませんので、ご持参いただくことをおすすめいたします。ちょっとしたテーブルや椅子が広場にございますが、レジャーシートなどもご用意いただけると、お気に入りの場所で食事をとったり休憩したりできますのでおすすめです。

服装について
野外ですので、できるだけ肌の露出がすくないもの、動きやすく汚れてもよい服装や靴でお越しください。帽子の着用もおすすめします。着替えは多めにご用意ください。雨天時の利用も可能ですが、レインウェアや長靴などのご用意は各自でお願いいたします。

また、特に夏・秋の蜂などの虫が活発に活動する季節は、黒っぽい服や、香水・柔軟剤等の匂いが強い服等を着用していると、蜂が寄ってきやすいと言われております。

トイレについて
建物が完成するまでの期間は、屋外で土を掘ったトイレに用を足し、土をかける基本的に野糞スタイルのトイレになります。目隠し用のテントが張ってあります。最初は抵抗があるかもしれませんが、自然の一部ということを実感するには良い機会だと思いますので、よかったら挑戦してみてください。詳しいトイレの使い方はスタッフからお伝えします。

写真撮影について
どこのエリアも写真撮影可能ですが、他の利用者の顔や名前など、個人が特定できるものが写り込むものは、撮影や第三者への開示(SNS等への投稿も含む)を行わないでください。

火気の使用について
焚き火やBBQ、コンパクトバーナーの使用など、火気を使用する場合は、事前にスタッフにお声がけください。場合によっては決められたエリアのみでの使用をお願いいたします。山火事にならないよう、ご協力をお願いいたします。

ゴミについて
ゴミは基本的に各自で責任をもって持ち帰り、帰宅後分別して適切に処分をしてください。

多目的テントについて
建物ができるまでの期間、着替えやおむつ交換、授乳などに使用できるテントを設置してありますので、どうぞご利用ください。

ネットワーク環境について
専用のWiFi環境は整っておりません。電波は docomo/softbank/au 共に通じます。

具合がわるくなったら
体調がわるくなったときや、けがをしたときは、すぐに近くのスタッフにお声がけください。またスタッフは日々フィールドの安全管理に努め、自然の中で起こりうる様々なリスクに最大限備えますが、基本的にはご自身のことはご自身で守ることを心がけてください。また参加費を設定して実施するイベント時以外は、傷害保険も掛けませんのでご了承ください。

お問合せ

NPO法人遠野エコネット「遠野 森のがっこう」運営チーム

メールアドレス:tono.morinogakkou@gmail.com

アクセス

◎釜石道「遠野」インターチェンジより車で45分程度

◎附馬牛小学校より車で15分程度

基本的にはこちらのGoogle Map(https://goo.gl/maps/hoxjdkFA2hnGTpPTA)を参考にお越しいただけたらと思いますが、遠野「早池峯神社」を過ぎたあたりから迷われる方が多いので、以下の写真を参考にお越しください。

遠野市街地から「遠野 森のがっこう」に向かって附馬牛町大出集落に入り、

こちらの分かれ道を右に曲がると、

左手に「早池峯神社」の鳥居が見えます。

またこの辺りから、道幅もせまくなります。散歩をしている人や、時には道を横切る動物もいますので、車の速度を落としてゆっくりお進みください。

そこを過ぎて道なりに進み、このY字路を左に曲がります。

道なりに進むとまた分かれ道がありますので、ここも左に曲がり橋を渡ります。

その後集落を抜ける一本道を進むと、砂利道と舗装道路の分かれ道にさしかかります。ここを砂利道の方に進んだフィールドが、「遠野 森のがっこう」です。

砂利道をゆっくり進み、進んだ先にある駐車コーナーに車を停めてください。

「遠野 森のがっこう」のマンスリーサポーターを募集します

遠野森のがっこうを継続的に運営していくために、マンスリーサポーターを募集しています。

▽「遠野森のがっこう マンスリーサポーター募集チャレンジ」の詳細はこちら
http://tono-econet.org/2023/06/05/623/