遠野エコネットについて

遠野エコネットとは

民話のふるさと遠野郷の豊かな自然環境を次世代へつなげることを目的に、平成16年に遠野郷の自然を愛する市民有志が集い発足しました。

その後、自然環境を守るだけではなく、未利用の資源を活かし、また、人材育成などにも取り組むことで地域社会に貢献できる団体となることを目指し、賛同者を募り、平成22年にNPO法人化しました。

代表あいさつ

18世紀の産業革命以降、大気中にある二酸化炭素などの温室効果ガスが増え過ぎた事による温暖化の影響で、地球規模でこれまでに記録の無い様な異常気象が多発しています。

また、地球上の生物種が1年間に4万種以上絶滅しているとされ、たった100年で約4万倍以上のスピードで絶滅の加速を続け、このままでは25~30年後には地球上の全生物種の4分の1が失われてしまう計算になるといいます。

2020年〜現在に至るまでの世界規模での新型コロナウイルスの感染拡大についても、現在の人類の社会システムの問題が浮き彫りとなり、私たちは大きな変革を迫られています。

このような状況を招いた大きな問題は、ヒトの自然界への奢りがあるのではないかと考えます。かつて遠野郷では、山や川、一木一草に至るまでに神が宿ると信じ、森からの恵みに感謝し、自然界へ畏敬の念を抱きながら生きてきました。

このような、森(自然界)とヒトとの関係を取り戻すことが、現在迫り来る地球規模の危機を乗り越え、未来を生きる子ども達への最高のプレゼントになると確信します。

NPO法人遠野エコネット代表理事 千葉和

代表プロフィール

千葉 和(Chiba Nagomi)
岩手町沼宮町生まれ。大学卒業後、姫神山の麓の山小屋生活、西サモア、北アメリカ、台湾・中国・インドなどを旅し、平成3年に遠野へ移住。薬師岳山麓に自力で山小屋風の家を建て暮らす。平成6年遠野郷の情報誌「パハヤチニカ」を創刊。NPO法人遠野エコネットでは、子供たちとのエコキャンプや水源の森づくり、間伐材を活用した薪の駅プロジェクトや高校生との炭焼き伝承活動に取り組む。